noafaの日記

紆余曲折の人生経験をありのままに綴ります。

危機にはマインドを正しく使う

2017年11月19日

昨日は、無断ランニングから戻った夫と冷戦状態が始まった。

私も夜によく寝られなせいで、腹の虫の居所が悪く、

夫に自分からなかなか歩み寄ることが出来ない。

すると、マインドが働いて余計に

「どうして、機嫌の悪くなった妻に心ある一言かけられないの?」

とか夫の責任にしてしまう思考になる。

ようやく口を開いた夫が「今日は出掛けるのは辞めるの?」だった。

実は深海誠展のチケットを購入しており、

今日が一緒に見に行く約束の日だったのである。

全然気分は乗らなかったが、

夫が振り絞った一言だということは唯一理解できて、

ぶっきら棒に「行こうか」とだけ辛うじて返事をした。

決めたらやる。

ただ、冷戦状態なので、一緒に歩いていても

会話も発展せず、つまらない。

ただ、一つ思ったのは、

この愛の冷め切った状態を自分はどうしたいのだろうか。

と考えた時に、

夫を好きとか愛しているという気持ちの有無よりも、

この冷え切った心に嫌気がした。

なんとか私の大切な心を温めたい。

では、どうするか?

と考えた時に、いろいろとスピリチュアルの勉強を

してきたことが役に立った。

「自分から愛そう」である。

とはいうものの、冷戦状態の夫に

自ら愛想をふりまくなんて至難の業である。

だからできる範囲で最大の笑顔と

最大の持てる愛想をふりまいてみた。

我ながらいつの2割ぐらいの力しか

出ていないのが分かる。

でも、これが今、出せる最大限であった。

それに反応してボチボチ夫も言葉を発するが、

私の心にしこりがあるせいで、

いちいち突っかかってしまう。

「先にランチにするか展覧会鑑賞にするか?」

と夫が提案してきたのだが、

時間帯はお昼時で私はお腹が減っていたが、

ランニングから戻った夫は遅めに食事をしており、

(おまけに彼は食欲に任せて

私が買っておいたデザートまで食べていたのだ!)

「展覧会にすっか」っと夫が判断したことに

「自分はお腹減ってないんでしょう

(何も周りのこと、私の事を考えずに

行動するなんて本当にひどい)」と

強い口調で言ってしまう。

どうして素直に内の気持ちを伝えられないんだろう。

そんなことが重なって、ランチ時に

夫が発した言葉に事件が起きた。

「言葉を発したら、傷つけちゃうんで

もう何にも話さないようにします。」と

ぶっきら棒の顔で言ったのだ。

色んな事が頭の中を駆け巡る。

話さないってどういうこと?

こんな人とどうやってこれからやっていけばいいの?

なんで結婚しちゃったんだろう?

どうやったらここから逃げられる?

全ての景色が無機質に見える。

終盤になった食事のデザートも急に無味になって、

体が受け付けていないのが分かる。

あぁ、この感覚、思い出した。

結婚を前提にと言われて付き合っていた元カレに

突如として別れを告げられた数日間、

どうしても食事が喉を通らなかったのだ。

なぜだろう。

夫とは絶対に何でも言って、

私は自然体に振舞うって決めて行動していたし、

それでいても結婚を夫から望まれたから、

宇宙からの祝福のメッセージだと捉えて

結婚したのに、、、、

どうしたらいいのだろうと途方に暮れる。

けれど、ふとまた冷静に、

この状況を私はどうしたいんだろうと

意識を意図的に使うことが出来た。

というのは感情は夫に対して

目の前の私を幸せにしてよ!

夫でしょ!何か喋ってよ!!

と言っているのが分かった。

それでも、そこでふっと大きく一歩引いて、

客観的にこの状況を見たのである。

そして、祈ったとも言える。

宇宙を信じて任せたのだ。

「私はこの関係をぶち壊したいわけじゃないはず。

だけど、今は目の前の夫を愛しいと感じられません。

この感情を共有するのにはどうしたらいいか教えてください。」と

冷静に知性を使った。

すると、次の瞬間ほぼ無意識に

デザートに私の手が伸びて、

「美味しい。」と自ら言い、

夫に向かって「美味しい?」と聞いていた。

すると、夫も「うん、美味しい。そちらは?」

と精一杯そうに言ってきた。

そこから会話が徐々に弾み、昨日の事件まで遡り、

お互いの気持ちを素直に述べ合うことが出来て、

私もまた偏ったレンズで物事を見すぎていたのかもしれない

と自然と思えるまでに回復した。

結局、根本の原因として、ありきたりだが、

どちらか一方が正しくて、一方に非があるというわけではない。

そのことをを意識を使って、そういう風に思えるかである。

すると後はもはや自動的に心の中が満足してくる。

深海誠展で、彼の製作のテーマがなんと

「喪失と再生」であったが、

まさにこの私たちのパートナーシップにもあり、

それが何を隠そう「死と再生」の星、さそり座の影響なのだ。